施主様よりのイメージ上のご要望でサインの枠に囚われないオブジェ的なデザインを提案させて頂きました。 全体的な透明感を出すために三層からなるベースを考案し、LEDを多様することで、光による演出表現を行いました。 ベースはそれぞれハーフマット・カラークリアー・ハーフミラーのアクリル板を特注製作し、LC旋盤による加工で高度なエッジングを実現し、クオリティーの高いデザインに完成させました。 またベースを立体的に見せるためのサイドライトをスリムな空間に収めるため、周囲に300個のLEDを使用しました。拠点表示にLEDを使用するにあたり、時差コントロールによる点灯効果と5色のLEDを用い、多彩な演出を可能にしました。 製作工程の殆んどは工場ですが、現場取り付けにあたり細心の注意を払いました。 本体はほぼワンピース構造で、多数のLEDとその配線で隙間なく埋められた精密機器になっていましたので、高価な美術品を扱っているようでした。